ギリシャのコーヒー
2009年 07月 24日
楽しかったギリシャホリデーを思い出しながらギリシャコーヒーを飲む。
町のスーパーで買い忘れてしまいましたが、空港でゲットできたのでよかった〜。
ギリシャコーヒーは、人数分のコーヒーの粉と水をいっしょに鍋にいれて、沸騰したら
エスプレッソカップぐらいの大きさのカップに注ぎます。
お砂糖はお好みで、入れる時はいっしょに煮立てます。
カフェではお砂糖を入れるか入れないか、必ず聞かれます。
中東でも同じようなコーヒーがありますが、味は少々異なり、色も少し濃かった記憶が。
ギリシャでは、いわゆる普通のコーヒーは ネスカフェ と呼ばれていて、
ギリシャコーヒーはネスカフェよりも安いです。
カップに注いだらコーヒーが沈殿するのを待ち、上澄み液を飲みます。
そして、飲み終わった後のお楽しみ、コーヒー占い!
だいたい水分を飲みきったら、カップをソーサーの上に逆さにしてしばらく置いておき
ます。
しばらくしてからカップの中を見ると、様々な模様がでているので、その模様を解読して占いをするわけです。
ギリシャにはプロの占い師もいたり、田舎には必ず占えるおばあちゃんがいたりと、
昔からある占いだそうです。
以前見てもらったことがありますが、けっこうあたります。
ギリシャのコーヒー用鍋とスプーンとかき混ぜ棒。なぜかうちに揃ってました。
ふと、バッグパッカーのバイブル、”深夜特急”、沢木耕太郎著、が頭をかすめ、
沢木青年はギリシャも行ってたはずだよな〜、と本棚に移動。
ふんふん、久々に読み返してみると、デルフィーには行かずスパルタやミストラのある
ペロポネソス半島に行ったのか〜、私も行きたかったけどちょっと遠い道のりだったので断念したところ。
そして、コーヒーについての記述も発見。
”欧米風のさらりとしたコーヒーはなぜかネスカフェと呼ばれているのだ。値段にも差があり、ギリシャコーヒーが4ドラクマならネスカフェは7ドラクマはする。”
おおっ、沢木先生ったら私と同じような事を言っている !
しかし明らかな文才の差です。
沢木青年が旅をしていたのは70年代前半のはずだから、30年以上前からネスカフェだったんですね〜、なるほど〜。
でもこの欧米風のコーヒーの代名詞がネスカフェなのか、それともネスカフェが幅を利かせていて全てネスカフェ製品なのか疑問がのこるので、今度ギリシャ人にあったら聞いてみたいです。
さて、何が見えるか。
しばらくこれで楽しめそう。