古の都 奈良へ
2013年 06月 23日
京都の次は奈良へ。
奈良は1泊しか時間がとれなかったため、とりあえず宿泊場所に近い東大寺とその周りの奈良公園を午後に行く事にし、あと午前中に行けそうな所を選ぶのに悩みました。
見どころいっぱいの奈良ですが、やはり初奈良の外人と行くとしたら、国宝と重要文化財がひしめき合う世界最古の木造建築、法隆寺 が妥当でしょうか。
新学期始まったばっかりなのに修学旅行?
世界最古の木造建築でありながら、1300年以上も倒壊せずに建っている五重塔。
その時代から免震、耐震の技術が発達していたとは驚きです。
夢殿。
この頃(4月中旬)、ちょうど夢殿本尊の特別開扉の時期で、
秘仏、救世観音像 を見る事ができました。
聖徳太子等身と伝えられていますが、とすると聖徳太子の身長はほぼ180cm!
本当は大好きな技芸天のために、秋篠寺に行こうかとギリギリまで思ってたのですが、
特別開扉は春と秋の年2回のみということで、やっぱり法隆寺に行って良かった!
夢殿の近くにある手水舎は鳳凰♪
大宝蔵院、1998年に完成したという新しい建物です。
ここには夢違観音像や玉虫厨子などの国宝、重要文化財などが展示されていて、
建物の真ん中あたりに百済観音堂があり、百済観音像の美しいお姿を拝見できます。
百済観音像のそばには、
法隆寺ではこの百済観音の安住の殿堂をお造りすることが永年の悲願であり、その夢がついに平成10年に秋に実現しました、
という事が記されてますが、そんな事情があったのかと、百済観音像を見上げながら良かったですね〜とテレパシーを送ってみたりして。
法隆寺の後、時間があったら行きたいと思っていた中宮寺。
しかし、思ったより近く、というか夢殿のある東院伽藍からはまさに目と鼻の先、
美しい菩薩半迦像のお姿を拝見する事ができました。
中宮寺のサイトによると、菩薩半迦像はエジプトのスフィンクス、レオナルド・ダ・ヴィンチ作のモナリザと並んで「世界の三つの微笑像」と呼ばれているそうですが、私としては、「世界一の微笑像」にして欲しいところです。
魅惑ののアルカイックスマイル、そしてしなやかで優雅な飛鳥時代の仏像、大好きなんですよね~、ほんとすばらしい!
次に来るときは、斑鳩の里をゆっくりサイクリングしたいです。
( 仏像の画像はWikipediaから)
次は世界最大木造建造物の東大寺へ。
近鉄奈良駅からバスに乗りましたが、バスの中から奈良公園の鹿を見て、
「見て見てっ、鹿がいる~」って大喜びしたうちのオランダ人。
奈良公園=鹿 日本人にとってはもう全然普通の光景ですので、鹿を見つけてわくわくしてる外人をよそに、「そーそー奈良公園って鹿がいっぱいいるんだよ」とあっさり返答。
オランダでは、車の中から動物を見つけると大喜びして騒ぐのは私のほうなので、予想外に冷静な反応に「えっ、それだけ?」みたいな空気が隣から伝わってきました。
一緒に盛り上がってあげれば良かったかしらと一瞬思いましたが時既に遅し・・・。
奈良公園を歩き、うれしそうに鹿に近づいてスキンシップを図る
うちのオランダ人(手)↓でしたが、
ふ~ん、鹿せんべいないやんか、
つれなくされてがっかり。
しかし、鹿せんべいを持っているがために、追いかけ回されている大人や、追いかけられて泣き出す子供を目撃したため、鹿せんべいを買うには到らず・・・。
鹿せんべいと無関係の所にいると、やはり神の使いというオーラがでてます。
まあ神の使いでもお腹は空きますからね・・・。
東大寺中門の門帳、
あれ、JALのマーク? かと思ったら、鶴ではなく鳳凰でした。
大仏殿、いよいよ大仏様が〜。
デカさを忘れてましたが、やっぱりデッカ~〜〜い、(本名は盧舎那仏)
写真撮り放題っていう、太っ腹の所がまたステキです。
奈良公園付近には、阿修羅像などが有名な興福寺がありますが、時間切れで行けなくて残念!
東大寺の後は、奈良公園を歩きながら駅方面へ向かい、駅周辺の商店街で小腹を満たしお店を見たりして楽しみ、
そして関西旅行のファイナル・デスティネーション~、伊勢へと向かいました。
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