エルミタージュ美術館アムステルダム Hermitage Amsterdam
2009年 07月 26日
ロシアのサンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館の別館として
2009年6月20日にグランドオープンのできたて。
アムステル川沿いに建つ17世紀の旧養護院アムステルホフを改装した広いスペースには、展示室、カフェレストラン、ミュージアムショップ、子供のための教育施設などがあります。
今回のエキジビジョンは19世紀のロシア宮廷でのドレス、装飾品(靴、帽子、バッグ、扇子、アクセサリーなど)、生活用品、肖像画などで、仕事柄すご〜く面白かったです。
ドレスのカッティングや縫製方法などを、ここはこうなってるのか〜、と確認しながら見ていたので、ドレスを見るだけで時間がかかってしまいました。ほんとはもっと時間をかけて見たかったですが、同行者がいたのでそうもいきませんでした。
こういう研究材料になるのは1人で行ったほうがいいですね。
そして、以前バレエの衣装をやってたときに作っていたロシアの頭飾りに似たような物もあり、こんなの作ってたっけな〜、と懐かしい日々が思い出されました。。
ミュージアムショップには、ロシアの小物などが売られていて可愛かったです。
このエキジビジョンは2010年1月31日まで。
中庭にはビーチーチェアーみたいな休憩所が? どうやら映画上映用だったらしいです。
オランダ王家はロシアのロマノフ家と関係が深く、1816年にロマノフ朝の第9代
ロシア皇帝パーヴェル1世の娘、アンナ・パヴロヴナ(Anna Paulowna)が
オランダ国王ヴィレム2世 に嫁入りをし、その子孫が現オランダ女王のベアトリクス。
系譜を見ると、確かにつながっています。
しかし、次期王位継承者、ヴィレム=アレクサンダー王太子の奥さん、マクシマ妃は
アルゼンチ人。2人の間には娘が3人。
将来の王位継承者の子供達は、ざっとみても、ドイツ人、イギリス人、ロシア人、アルゼンチン人の混血で、オランダ人の血は何パーセント入ってるんだろうかと、
誰か計算してほしいです。
日本の皇室では考えられませんね。
アムステルホフ(Amstelhof )は1682年に女性のための養護員としてスタートし、400人が住めたそうです。
居住資格は50歳以上、15年以上アムステルダムに居住、10年以上教会のメンバー。
当時の様子を伝えるキッチンも見る事ができます。
鍋?がでっかーい。400人分ですから。