オランダ暮らしブログ

アムステルダムで暮らしています。こちらでの生活のことなど。

神様を訪ねる、 竹生島2

宝厳寺観音堂入り口の「唐門」へ。
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「唐門』=唐破風をもつ門という意味。後方は観音堂。

唐門は近年の調査によって、秀吉が建てた大坂城の極楽橋を移築したという事が分かり、注目を集めているそうです。
その新発見の元となったのは、オーストリアのグラーツにあるエッゲンベルク城に所蔵されている「大阪図屏風」。
「大阪図屏風」は長い間中国のものと思われており、エッゲンベルク城の「インドの間」という東洋の美術品を飾った部屋の壁にはめ込まれていました。
注目を浴びる事もなく、そのままひっそりと壁絵として存在していたようですが、2000年から2004年にかけて修復が行われていた際に日本の屏風らしいということがわかり、2006年、たいへん貴重な豊臣秀吉時代の大阪城とその城下町の絵だという事が判明したそうです。
この「大阪図屏風」は1660年から1680年ぐらいの間にオランダ商人より購入されたものだそうですが、
オランダ商人、オーストリアまで足を伸ばしてたんですね~、質素倹約プロテスタントが主流のオランダでは売れなかったのでしょうかね。
まあこういう大物は、はなからオランダはスルーで、桁違いのお金持ち貴族のいる国に直行したのかもしれませんが。
それにしても、オランダあきんど、いくらもうけたのか気になります。

現在「インドの間」は「日本の間(ジャパニーズ・キャビネット)」に改名され、一気に主役に昇格したようです。

八曲一隻の大阪図屏風 ↓
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エッゲンベルク城「日本の間」に一扇ずつ分解されて壁にはめ込まれています。
大阪都市遺産研究センターのサイト、ページの下の方、豊臣期大坂図屏風コンテンツの所でその様子を見る事ができます。
エッゲンベルク城のサイトでも見れます。
エッゲンベルク城に行ってみたくなりました。


唐門外側。
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唐門内側、扉の彫刻は「牡丹」。
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桃山様式の唐門、色あせてますが、華麗な彫刻とあいまってものすごい存在感。
(桃山様式のキーワード;優雅、雄大、壮麗、豪華絢爛)


唐門を入った所でウェルカムしてくださるのがこのお方。
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この時は何者か知りませんでしたが、他の人にならってとりあえず私達もなでなでと、お祈りさせていただきました。

このお方の正体は、「おびんずる様」と呼ばれるなで仏。
本名ビンドラ・バラダージャ、お釈迦様の弟子の中でも優秀な16人のうちの1人。
おびんずる様をなでてから自分の体をなでると病気が治ると言われてます。

確かに癒しのエネルギーが出てるような雰囲気を感じたおびんずる様でした。
何も知らなくても引き寄せられて自然となでなでしたくなるような・・・。
またお会いしたいものです。

おびんずる様を過ぎると、千手観世音菩薩を納めたお観音堂があります。
西国33所観音霊場の30番目の札所、
山伏の方々を見かけたのもそのせいだったようです。
秘仏である千手観音像、開扉は原則として60年に1度。
次回は2037年、弁才天と同じ年のようですので、2037年は竹生島要チェック!

下の画像、どこで撮影したかいまいち記憶が曖昧ですが、観音堂の辺りだったのは確か。
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天井部分、時がたっても華麗さを見せる彩色と、重厚な木造建築、う~んすばらしい。
千社札がたくさん貼られてましたが、内部の雰囲気に不思議とマッチしてました。

観音堂から舟廊下へ。
舟廊下は豊臣秀吉が朝鮮出兵の折に使った御座船「日本丸」の船底骨組みが天井に使用されてます。
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舟廊下の下の木組み、清水寺っぽい?
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唐門、観音堂、舟廊下は慶長7年(1602年)に豊臣秀頼が片桐且元に命じ、京都から移築されたそうです。


前回書いた三重塔の前にあるモチノ木は、
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唐門、観音堂、舟廊下の移築を記念して1603年に植えられたという、
樹齢400年越え!


舟廊下を歩いて行くと、都久夫須麻神社(=竹生島神社)に出ます。
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ご祭神
市杵島比売命 いちきしまひめのみこと (弁財天)
宇賀福神 うがふくじん
浅井比売命 あざいひめのみこと (産土神)
龍神 りゅうじん

この本殿は、豊臣秀吉が伏見城内に建設した「日暮御殿」を、豊臣秀頼が移建、寄進。
内部は桃山時代を代表する、優雅できらびやかな装飾が施されていますが、内装の保護のため、一般拝観はできないそうです。


都久夫須麻神社の階段を下りていくと龍神拝所があります。
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この時(4月中旬)は改装中のようでした。
平家物語ではこの拝殿で琵琶を奏でるシーンが書かれているそうです。

龍神拝所の奥に入ると、湖面に突き出た宮崎鳥居が見下ろせ、
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「かわらけ投げ」を行います。(かわらけ=素焼きや日干しの土器の酒杯や皿。)

かわらけは2枚1組で300円。
一枚には自分の名前、もう一枚には願いごとを書き、投げたかわらけが鳥居をくぐると願い事が成就するそうで、

これがすーーーっごい難しい!

私もうちのオランダ人も全く届かず・・・。
こんな事なら有料だったためスルーした宝物館(かわらけ投げと同じ300円)に行った方が有意義だったかとがっくし・・・、
しかし神様のために使われるお金ですから、ま、いっか。


さて、フェリー乗り場に行こうかと歩いて行くと、
黒龍堂が登場。
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鳥居の向こう側に見えるのは、黒龍が湖から昇って来ると伝えられているご神木。


帰りのフェリーまでまだ時間があったので、お土産屋さんを見たり、おでんを食べたり。
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たぶん竹生島にはお金をおろせるような所はないと思うので、お財布に現金があるか確認する事をおすすめします。
入島料 400円は必ず払い、
宝物館の入館料 300円、幸せ願いダルマ500円、かわらけ投げ300円
は個人の自由。

寺社関係者や店舗従業員は島外から通勤してるため、この島に住んでいる人はいないそうです。
最後のフェリーに乗り遅れたら怖いですね~、携帯の充電はしっかりしておきましょう。



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Commented by ぶんた at 2013-08-01 15:38 x
最後の、おでんの部分に気持ちがひっかかりましたね。
島のおでん、何だか妙に食べたくなりましたね。
Commented by gateroof at 2013-08-02 02:43
実はおでんはふにゃふにゃしていまいちだったのですが、お店のおばちゃんがいっしょに持って来てくれた茶と小魚のつくだ煮(たぶん琵琶湖の名産小鮎の飴煮)がすっごく美味しかったです!
Commented by GLfield at 2013-09-17 23:29 x
一連の旅行記、楽しみました! 旅行会社の添乗員並みにすばらしい工程を組みましたね。優秀な相棒がいて、連れの片は幸せ者だわ。
しかし、これだけ巡るのは、宿泊先や交通機関を予約するのもさぞかし大変だったでしょう。お疲れ様でした。
P.S. DIYサイトの「年齢:熟女」、爆笑しました(^_^)b
Commented by gateroof at 2013-09-18 04:48
計画するの時間かかったけど、楽しかった!
交通機関は、東京ー名古屋間以外は予約しないで自由席にしたから、それほどたいへんではなかったです。次回はさらに西に行こうかなと。
「熟女」、ウケてくれてうれし〜♪
by gateroof | 2013-08-01 06:50 | その他旅行 | Comments(4)
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